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コラム

株式会社エンカレッジから中小企業様向けに
お役に立てる情報を紹介します。

【 パーソナライズ用プロファイルを活用 】 自社サービス・商材内容をChatGPTに記憶させましょう。

いつもお世話になっております。
株式会社エンカレッジです。

前回は、以下の内容をお送りしました。
【 営業メッセージを生成AIで修正 】 AIに営業メッセージのリライト指示を与えてみましょう。
https://www.encourage-sol.jp/column/form_sales/20251117_column
数社の方から「異なる内容に書き換えられた」とのご意見を頂きました。

これは、ChatGPT側が『汎用の前提』で判断してしまい、
貴社ならではの条件が十分に伝わっていないことが原因になっている事が考えられます。

今回は、その対策として「貴社専用のChatGPTの育て方(パーソナライズ)」をご案内します。
自社の前提・文体・優先事項をプロファイル化しておくことで、誤解や一般論を減らせます。


汎用AIの弱点と対策

・弱点:誰にでも当てはまる平均解になりやすい、社内の前提が抜けやすい
・対策:パーソナライズ(Custom instructions と Memory)で、組織固有の前提を常時参照させる
・役割分担:Custom instructions=「ルール・前提」、Memory=「継続して覚えておいてほしい個別情報」

ポイントは「AIに毎回伝える内容」を先に保存しておくことです。


✅ パーソナライズ設定のスタート手順(Web)

1)画面左下のプロフィール(アカウント名)をクリック →「設定(Settings)」
2)「パーソナライズ(Personalization)」を開く
3)「Memory」をオン(必要に応じて“Manage Memory”で追加・削除)

※一部の法人プラン(Teams / Enterprise 等)では、組織側の設定によりMemory 機能がオフになっている場合があります。
※モバイルは、メニュー → アカウント → 設定 → パーソナライズ(または「Customize ChatGPT」) → Memory をオン。


✅ カスタムインストラクション(Custom instructions)

「自分のこと」「どんな答え方をしてほしいか」を、あらかじめ文章で指示できます。
設定場所:プロフィール → 設定 → パーソナライズ → 「Enable customization」をオン → Custom instructions を設定

入力例(ひな型)
「弊社○○株式会社は、○○(主力サービス)を中小企業向けに提供しています。
サービスページ:<自社URL>
強み:<3点程度>
顧客対応のメール・提案文は、この前提を踏まえ、丁寧体・短文中心で作成してください。
不明点は必ず質問してから草案を提示してください。
なお、機密情報や個人情報は含めないでください。」

ちなみに当社の設定例はこちら(参考):
https://chatgpt.com/share/691ebfa8-1b14-8001-9933-4af934a05c74
※この共有リンクは、URLを知っていればどなたでも閲覧可能なため、公開して問題のない範囲で

設定しています。
※一度設定すると、すべてのチャットでこの方針が基本となります。


✅ よくあるつまずきと回避策

・社内用語を誤解する
 → 用語集(社名・サービス名・略語)を Custom instructions に追記

・最新価格や条件が変わった
 → Memory の「Manage Memory」で古い記載を削除するか、
  チャット上で「この価格条件は忘れてください」と伝えたうえで、新条件を保存

・“強すぎる表現”になる
 →「誇張禁止」「根拠のない数値禁止」をルールとして明記

・複数担当者で同じ前提を使いたい
 → 現状のパーソナライズは原則アカウント単位のため、
  共通アカウント(例:info@〜)で運用するか、
  上記ひな型テキストを社内で共有し、各自のアカウントに設定するのがおすすめです。


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🔗 主要AIツールリンク集

検索・汎用AI
・ChatGPT:https://chatgpt.com
・Gemini:https://gemini.google.com/?hl=ja
・Perplexity:https://www.perplexity.ai/
・Claude:https://claude.ai/

専門・業務特化AI
・Notebook LM:https://notebooklm.google.com/
・Microsoft Copilot(Web):https://copilot.microsoft.com/
・Microsoft Copilot(Microsoft 365):https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot

その他
・Grok:https://x.ai/
・Genspark:https://www.genspark.ai/
・You.com:https://you.com/

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著者紹介:堀越 基史

米国の3社のソフトウェアベンダーで営業、そして営業の部長ポジションを10年間歴任した後、株式会社エンカレッジを設立する。 日本とアメリカのカルチャーとの違いを常に意識し続けて、良い部分は取り入れると言った信念より、ミックスされた日本流の独自な営業モデルを確立させる事に成功。 特にパッケージソフトウェアの販売の経験が長く、マーケティング活動からインサイドセールスを活用した営業フォローに関してのノウハウの蓄積は大きい。

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