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コラム

株式会社エンカレッジから中小企業様向けに
お役に立てる情報を紹介します。

【 GPT-5やGemini × Python 】 大容量・機密データを“安全・速く・確実”に回すコツ

いつもお世話になっております。
株式会社エンカレッジです。

前回は、「コンバージョンは何%出ますか?」にお答えしました。
https://www.encourage-sol.jp/column/form_sales/20250908_column

今回は、メルマガ&コラムをご覧の皆さまから「社内でのAI活用が進んだ」という声を多数いただいたことを受け、
さらに一歩進めて、GPT-5/Gemini × Python(パイソン)で「大容量」「機密を含む」データを扱う際の使い分けと注意点を、
営業現場目線でまとめました。

*Pythonとは、誰でも使えるプログラム言語です。
プログラム知識が無くても「AI × Python」で誰でも使えるようになりました。


✅ なぜ「AI × Python」が必要なのか?

ひとことで:機密データは外に出さずに処理したい。
だから、考えるのはAI、実行は社内のPythonが最適です。

・AI(GPT-5/Gemini)=「考える係」
やりたいことを話し言葉で伝えるだけで、作業の設計・手順書・チェックポイント・Pythonコードのひな形まで作ってくれます。
例)「2つの名簿を社名+住所で突合」「表記ゆれを直す」「不要行を除外」→ 手順とコードを自動生成。

・Python(社内PC・サーバー)=「回す係」
社内の機密データを外部に出さず、大容量でも毎回同じ品質で高速に処理します。
例)名寄せ・重複削除・住所整形・外部データ付け合わせ・毎日のCSV→Excel変換・定時レポート生成。

まとめ:設計はAI、実行は社内のPython。

時間短縮(手作業1/10)/ミス削減(毎回同じ結果)/情報漏えいリスク低減(持ち出しゼロ)/大規模対応(数十万行でもOK※環境による)の
“4つの得”を同時に実現できます。

現場の具体例(すぐ効く)

・リストチェック:営業リスト × NGリスト(既存顧客・競合)を自動除外
・情報付与:帝国データ等の売上・従業員・業種をリストに自動追記
・差分更新:名刺管理CSV+基幹台帳を前日分だけ更新→朝8時に最新化
・エリア配布:問い合わせCSVを都道府県ごとに自動振り分け

運用のコツ(最低限の安心セット)

・まずは社外に出さない:機密は社内Pythonで処理
・やむを得ず外部に出す場合は、個人名・住所をID化(匿名化/ハッシュ化)
・列名・比較キー(社名/都道府県・市区町村)を明記してAIに依頼(設計がブレず精度UP)


✅ どんな処理に向いている?

・顧客・取引先データの精査・突合(個人情報・社外秘を含むもの)
・大容量ファイルの集計・変換(数十万行~)
・Web上の公開情報の整理(例:企業情報の整形)
・※規約・法律・robots.txtなどの順守が前提です。

参考:営業リストを自社で作成する考え方
https://www.encourage-sol.jp/column/form_sales/20250414_column


✅ まずは安全面:最低限のチェックリスト

  1. 機密・個人データは原則「社内で処理」(AIにアップロードしない)
  2. アップロードが必要な場合は、個人名・住所等をIDに置き換え(匿名化・ハッシュ化)
  3. アクセス権・保管場所を明確化(社内共有フォルダ/暗号化ドライブ)
  4. ログを残す(誰が・いつ・どのファイルで・何をしたか)
  5. 再現性の確保:手作業ではなくスクリプト化して「同じ手順で何度でも」
  6. 大容量は分割(10万行超は分割/チャンク処理で安定化)
  7. 外部サイトの利用は規約・robots.txtを確認(収集禁止の記載がある場合は実行しない)

迷ったら:「社外に出さない方が安全」を基本ルールに。


✅ はじめ方(超シンプル手順)

  1. AIに設計を頼む
     例:「この2つのExcelを会社名+都道府県・市区町村でマッチ。表記ゆれを統一。外部データの売上・従業員数を結合。重複は最新年を採用。欠損は空欄。日本語対応で。Pythonで。」
     → GPT-5/Geminiが最適な手順とPythonコードのひな形を作ってくれます。
  2. 社内でPython実行(データは外に出さない)
     - よく使うライブラリ:pandas, openpyxl、あいまい一致なら thefuzz など
     - 社内PCや社内サーバーで実行し、同じ処理を自動で繰り返す。
  3. 動かないときはエラー文をAIに貼る
     → 「初心者向けに」「Windows/Mac向けに」と添えると、即修正案が返ってきます。 

✅ 「プロンプト→Python」に落とす時の書き方(テンプレ)

目的:A(自社)とB(外部)のExcelを会社名+都道府県・市区町村で照合し、Bの「前期売上」「税引後利益」「代表者氏名」「従業員数」をAに追加。

前処理:
・会社名の表記ゆれ統一((株)/株式会社、全角半角、スペース・記号除去)
・住所は都道府県→市区町村まで比較(丁目・番地は参考扱い)
・重複は最新年度を採用、未記載は空欄
出力:Aに列追加。一致/あいまい/不一致の判定列と理由も出力。
実行環境:社内PC。ファイルは C:\temporaryFile\userdata.xlsx と C:\temporaryFile\tdb2025.xlsx。
納品物:手順コメント入りのPythonコード(pandas 前提)、Windowsでそのまま動く形。
※Windowsパスは r”C:\path\file.xlsx” のように先頭に r を付ける(バックスラッシュの誤解釈を防ぐ“生文字列”指定)。

(上記をそのまま貼れば、数十秒でコード雛形が返ってきます。機密は外に出さず社内で実行できます。)


✅ よくあるつまずき(先回りで回避)

・列名のズレ:AIに正しい列名リストを渡す(例:Company/Address/Email など)
・日本語の表記ゆれ:(株)/株式会社、全角・半角、スペース・記号を正規化
・住所の粒度:都道府県・市区町村で比較(丁目番地はノイズになりやすい)
・巨大ファイル:チャンク(分割)読込、不要列の削除でメモリ節約
・再実行で差分だけ:更新日やIDをキーに差分更新へ 


✅ まずは“母集団の作り方”から:2つの選択肢

・1件1円の究極のプロモーション
https://www.encourage-sol.jp/startup/index.html
対象リストが10,000件超なら、まずはこちらで“母数の最大化”。

・問い合わせフォーム営業
https://www.encourage-sol.jp/standard/index.html
3,000件以上:ロボット入力でスピード重視
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🔗 主要AIツールリンク集

検索・汎用AI
・ChatGPT:https://chatgpt.com
・Gemini:https://gemini.google.com/?hl=ja
・Perplexity:https://www.perplexity.ai/
・Claude:https://claude.ai/

専門・業務特化AI
・Notebook LM:https://notebooklm.google.com/
・Microsoft Copilot(Web):https://copilot.microsoft.com/
・Microsoft Copilot(Microsoft 365):https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot

その他
・Grok:https://x.ai/
・Genspark:https://www.genspark.ai/
・You.com:https://you.com/

著者紹介:堀越 基史

米国の3社のソフトウェアベンダーで営業、そして営業の部長ポジションを10年間歴任した後、株式会社エンカレッジを設立する。 日本とアメリカのカルチャーとの違いを常に意識し続けて、良い部分は取り入れると言った信念より、ミックスされた日本流の独自な営業モデルを確立させる事に成功。 特にパッケージソフトウェアの販売の経験が長く、マーケティング活動からインサイドセールスを活用した営業フォローに関してのノウハウの蓄積は大きい。

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